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佐川急便の、フットワークの軽さ。

佐川急便が、2022年9月を目途に、保有する軽自動車をすべてEVにシフトしていくことを決めた。しかも、その調達先は中国のメーカー。両方の点から時代の流れを感じる。

いまや佐川急便は、ヤマト運輸と並んで、社会のインフラの一端を担っている巨大運輸会社だ。宅配便の数では、まだヤマト運輸に及ばないが、そのフットワークについて言えば、組織の大きさを忘れてしまうぐらいの素早さ、即効性を感じられる。

*昔に比べると 優しいイメージだ

系列会社も含めて、佐川急便にはたくさん仕事を頂いた。間接的にではあるけれど、運賃も良かったし鍛えられた上、何よりもなにくそって感じで、受けた仕事には熱意をもつことができた。

ほとんど貸し切りの仕事だったけれど、佐川急便は責任をもってやりさえすれば、後は受けた本人にすべて丸投げ、自分で考えるという点では大いに学ぶことができた。その反面、ミスをしたことへの追及の仕方は半端じゃない。ある意味では執拗だった。

何年も前に、貨物機を2機準備して、自ら航空貨物の世界にも参入した。2年ぐらいで撤退したかな。昼間のライトアップも佐川急便が組織的に始めた。欧米では義務化されていることを、先頭に立ってやる姿には好感をもてた。でも、リーマンショックの後ぐらいだったかな、無駄を感じたのか費用削減のためか、今ではライトアップもやめた感が強い。

とにかく、まず勢いでやるようなイメージが強い。同時に無駄だとわかれば、即座に撤退するイメージも自分の中にはある。

*現代的なスマート?なマークになった

だが、このEV車へのシフトについて言えば、世界の流れでもある。世界の流れであるからこそ、やっていく価値がある。当然のこと、多額の資金も必要。巨大企業ゆえに可能なことなのかもしれないが、現在7,200台軽自動車を、2030年までとはいえ、すべてEVに切り替えるというのは大変なことだと思う。

CO₂(二酸化炭素)の排出量を減らす取り組みは、日本は世界の流れから遅れている。EVシフトについては、欧米中国と比べればさらに遅れている。日本ではハイブリッドがもてはやされるけれど、時代はその先にあるわけだ。

だからこそ、佐川急便の姿勢は大いに歓迎されるべきだと思う。願わくば、今回の計画が確実に実行されることを願いたい。利益だけを優先するのではなくて、長期的な視野地球全体の環境問題としてとらえ、先頭を走りつづけてもらいたい。

*赤いふんどしにふれると お金がはいる?

かつて、佐川急便の飛脚マークにふれると、特に赤いふんどしにふれると、お金が入ってくると言われた時代もあった。それぐらい、お金のイメージが先行していた時代もあったわけで、佐川急便も今はその姿を変えたらしい。

そのフットワークの軽さが、常に良い方向へと進むように、期待をこめて見守ってみたい。

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