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バカができるのって、大切なことだよね。

映画「釣りバカ日誌」を見ていると、西田敏行が演じるハマちゃんこと浜崎伝助が、様々な場面でバカをやっている。上半身はだかになったり、コスプレをしたりメイクをしたり、それはそれは見ている方は楽しくなる。西田敏行という俳優の魅力でもあるんだろうけど、バカが出来ることの大切さを思い知らされる。

*高木ブーとのハワイアン 上手いんだ

当たり前だけど、全編を通してバカをやっているわけじゃない。必要な場面で踊るなどしてバカをやっている。営業マンとして宴会でお客さん達を前にしている時や、盛り上げることが必要な場面で率先して踊る。こういうことをやらせると、西田敏行は本当に上手い。同じ遊び人風に見えても、寅さんの対極にいる感じ。

自分が寅さんを、「男はつらいよ」の世界を好きなことは何度も話したけれど、「釣りバカ日誌」の世界というのも本当に好きなんだよね。過去に酒の席などでかなりバカをやっては来たけれど、ハマちゃんのように、ここまで徹底したバカをしたことはない。どちらかと言えば、見て楽しむ側になってしまう。

*こういうのを見せられたら 吹き出すよ

大垣にいた頃の後輩の仲間には、面白い人間がたくさんいた。「変体の会」という酒飲みの会をつくって、個性が豊かに思える人間だけを集めて飲んでいた。女装して踊るやつもいたし、眠りこけてお尻に割り箸を立てられているやつもいた。床に吐いて女将に叱られても、他人事のように眺めているやつもいた。

でも、こういう仲間が偏差値だけなら、自分よりもずっと有名な大学を出ていたりする。東北大学だったり一橋大学だったり早稲田大学だったり。器がでかいから有名な大学に入れたのか、入れたから器を鍛えられたのか。とにかく、その時思ったのは、厳しい受験戦争に勝った人間は何かが違うってことだったな。

*シナリオを考えた人間も すごいよね

課長 島耕作」という漫画の中でも、仕事上の失敗に対して頭を下げに行ったお客たちの前で、部長裸踊りをする場面がある。それが出来なかった島耕作に、部長は言う。

新卒で会社に入った頃、お客の前でふんどしを締めて裸踊りをさせられた。大学で学んだことは吹っ飛び、仕事とはこういうものだって思い知らされた。脆弱な知識プライドは関係ない。わかってしまえば怖いものはなくなり、仕事にも自信がわいてパワーもついた、と。これを読んだ時、大いに納得できた。

*バカをやるたび ハマちゃんの人気はUP

ただ、ハマちゃんはただ者じゃない。釣りバカというタイトル通り釣りが大好きで、釣りとおなじくらい裸踊りは営業の武器になる。しかも営業しているという姿勢は微塵にも見せず、あくまでも自分自身が楽しんだ上で、結果的に武器になっているだけ。出世はしないが家族を愛し家族に愛され、そして皆に愛される。

寅さんについても同じことが言えるけれど、真似しようとしたところで、まず真似しきれないね。ある意味で、こういう人たちには天性のものが備わっているとも思う。だからこそ共感もしてしまう。こういうバカができることに憧れもする。

バカができるというのは、大切なことだと思う。

「バカができるのって、大切なことだよね。」への2件の返信

ハマちゃん演じる西田敏行さんはキュートですよね
ハマちゃんみたいなひとが周りにいたら癒されるだろうな
私はスーさんのファンです

半魚人のマーメイドぎょっちゃんさん、こんにちわ。

コメントを頂きまして、ありがとうございます。
ハマちゃんはキュートな癒し人間の典型ですよね。
スーさんの存在はすごく大切。
スーさんがいることで、知らず知らずにハマちゃんも、
毎日の楽しさが増しているんでしょうね。

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