本を読むのが大好きだ。生きていく上で、本が役に立つ場面が多いことは間違いない。
とは言っても、以前みたいに、読んだ本の数に執着するような、読書の仕方はしていない。今はもっぱら、気に入った本の再読にこだわっている。
それでも、やはり地道に読んではいる。読めば読むほどに、本の魅力にとりつかれていく。本は、自分の知らない知識を、作者が経験談として語ってくれる。それもコンパクトにわかりやすく!
だから読む側は、得しているんだと思った方がいい。
読み進めていくうちに、自分にとって役に立つと思えることが、必ずあると思うんだ。少なくとも自分にはあった。それも少しじゃない、抱えきれないほどたくさんだ。
高校の頃は、ほとんど本を読まなかった。きっと、そのせいだと思う。国語の成績が悪いなんてもんじゃない。5段階評価では2の常連者。英語の成績が悪いって言うのなら、世界共通語と言ったって他国の言語だからね、まあ仕方がないとも思う。
でも、自国の言語の成績が悪いなんて、やはり恥ずかしいことだよね。当時はあまり深く考えていなかった。他の教科の成績も悪くて、出来の悪さが平均化していたからね。
古典とかは別としても、なんであそこまで成績が悪かったんだろう。思い返すたびに苦笑いも。試験の時の、この登場人物は何を考えているんでしょう?なんて問いには、答などまったく浮かばない。文章の読み方がわからない。問題文さえ?の状態。
読書の習慣って、やはり大切なんだと思うよ。
読書を繰り返すことで、文章の前後の流れがスムーズに頭に入って来る。登場人物の考えていることを、予想しながら読むことができる。登場人物の考え方によりそうこともできる。
そうなれば、しめたものだ。好奇心が、読書のペースをどんどん上げてくれる。あの頃、こんな気持ちであれたら、国語の成績ももう少し良かったと思う。今だからこそ、言えるんだけどね。
量をこなすのもいいし、同じ本を何度読むのでもいい。
要は、自分にとって必要だと思える本を見つけること、これが一番大切じゃないかな。自分にとって大切なら、何度でも読みなおすでしょう?読み直すことで愛着も湧く。愛着が湧けば、本の楽しさを知って、もっと多くの本を読みたくなる。最高の瞬間だ。