ブログの記事を100本書いたら、独りで乾杯しようと思っていた。目標通り4月30日に達成したから、その日にグイグイと胃の中に注ぎ込んでいるはずだった。また飲める日が来ることが楽しみにしていたからね、何の銘柄にするかもいろいろと考えていたんだ。久しぶりにビールでまとめようとかさ。
でも、飲まなかった。1月5日以来、アルコールを口にすることをやめてから、すでに4ヶ月以上が経っていたんだ。そうなると不思議な話、ここで飲んでしまうと記録が途切れる、飲まないで済んでいる記録にこだわってしまった。去年までは、あれだけ飲むことが楽しい毎日を送っていたのに、おかしな話だよね。
高血圧への対策として、飲酒の量を減らそうと考えたのは昨年の11月。12月になったら、完全に飲酒しない毎日へと移っていった。1月5日に大阪に行った時だけ、元上司と席を共にしたりしてあれだけ飲んだのに、千葉に戻ってから飲まなくなった。あれだけ飲み食いしたことが、かえって我慢のへ引き金になった。
血圧管理がどうも思い通りにいかない。それも原因だったかな。8年くらい前にも高血圧対策のために1年を費やしたことがあった。でも、その時はお酒をやめていない。毎日ひと袋、365日欠かさず食べていた柿ピーをやめた。お酒はやめなかった。毎日毎日、大汗をかいて仕事をしていたから水分代わりのつもりで。
でも1年後には、内科の先生から血圧や血液検査の結果に対しての、お褒めの言葉を頂いた。真面目な話、素晴らしいって言われたから嬉しかったな。今でも柿ピーは、人様からおやつにでも出されない限りは食べていないが、それと同じ。血圧の調子がよくなってくると、飲酒もからんでいると思い込むようになった。
去年の入院前日まで、1日に350mlを2~3本飲んでいたんだから、1月からお酒をやめている自分が信じられない。信じられない気持ちでいるから、今回も不思議と飲めなくなっていたんだよね。まいったまいった、本当にまいっているんだ。仕事をしていないんだから、飲まないのも当然と思ってはいたけれど。
ただ、後もう暫くは思うように体を動かせないことへの我慢、高血圧対策への我慢、それに伴うお酒への我慢、コロナ感染対策への我慢など、我慢だらけの毎日だからね、知らず知らずの内にストレスがたまり始めていたのかもしれない。好きなことをやっているようだけど、貧乏性には案外つらい毎日なのかも。
意を決した昨晩、とうとうアルコールを口にした。久しぶりだから、1本で200円前後に手を出した。ただし、最近出たアルコール0.5%の微アルコール飲料。結局こんなところに落ちがつく。また見えないストレスが生まれそう。長く飲まなかったせいなのか、これでも十分にお酒を感じてしまったから悲しい。
でも、さすがに日本のメーカー。研究熱心さがいい商品を生んでいると思った。ビールから発泡酒、発泡酒から第3のビール、第3のビールからノンアル、よくよく日本のメーカーは商品開発に熱心だ。ノンアルもかなり美味しくなってる。アルコールの味を知らなければ、ただの飲み物として飲んでもおかしくない。
ただ、これも不思議な話んだけど、近頃はノンアルさえ飲まなくなっている。アルコールを口にしないと、ノンアルと比較する必要がなくなるからノンアルさえ飲まなくなる。さらに豆乳や緑茶中心の毎日。グダグダと理屈っぽいことを考えるようになていること自体、見えないストレスがたまっていたりしてね。
やはり、雰囲気は大切なんだろうね。ほんのたまに飲むんでもいい。良き友たちと向き合いながら、雰囲気があふれる居酒屋で飲む。飲める楽しさはそこにあるんだと、心から思う自分がいた。