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人生経験 入院日記 2020年夏

入院当日、2020年7月6日 その2。

*今回はスマホやiPadのための装備も!

7月6日13時、これが僕の入院する予定時間だった。

当日の朝は、いつも通り腕立て伏せを70回行い、朝ご飯をすませ、入院前の最後の準備をしていた。持ち込む物のチェック表も作ってあったね。

起床と同時に腕立て伏せを70回、いつも通り一気にやった。分けてやったら意味がない。17歳の夏に映画「ロッキー」にめぐりあった日から毎朝毎晩、約34年間、5年前の入院の時以外は欠かしたことがない。最も大切な自分の日常行事だ。

*映画「ロッキー・バルボア」から

肩を痛めているのに、やっていいのかって?

これについては、主治医の先生からのストップがかからなかった。まあ、手術後から今年の2月までは、ダークな時間を過ごすことになったけどね。

昼前にタクシーを呼んで、15分ほどで病院に到着。感染対策のために入り口でアルコール消毒に体温測定。通院している今でも状況は変わらない。大きな荷物をかかえていたから、入り口の係員がまざまざと見ていた。

事務所で入院のために、最終手続きをすませた。この時も5年前の経験が役に立つ。5年前も入院してますから、なんて言ってみたら、長い説明時間も短縮できたような気がする。

*手術前日の晩餐 手術当日は食事はなし

キャリーカーゴに荷物をのせ、案内された通りエレベーターで3階に上がる。前回と違っていたのは、入る病室が新館に移ったこと。旧館の時よりも、やけに廊下が長く見えた気がする。そのせいかな、歩いている人間がみな、すごく遠くに感じられたんだ。

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人生経験 入院日記 2020年夏

入院当日、2020年7月6日 その1。

2度目の入院は、昨年の7月6日、月曜日。

大きなバックと小さめのバックに荷物を分け、タクシーで病院に向かった。独身でアパート住まい、大家さんに挨拶した以外に誰にも会わない。病院までの話し相手は、運転手さんだけ。

先に話をしたけれど、5年前にも同じ病院でお世話になっている。その話はまた別の機会に。ただ、その時の記憶や知識・残してあった記録が、今回の入院でかなり役に立った。

元来、記録をしっかりと残しておくタイプだ。5年前の記録には、入院時の書類から保険の書類、リハビリの内容まで、すべてをファイリングしてある。6月には何度も読みなおした。

*コンパクトにしたつもりだったのに…

ただ、入院してから感じたことは、また荷物が多すぎたってこと。5年前は1月に入院、今回は7月、半年も差があれば季節も変わり、暑くなっていると考えていたわけだ。

でも、病院の中は全館冷房、汗をかくことも特になし。洗濯物と言えば、基本的にパンツとバスタオルと洗面用のタオル、この3つしかないんだ。だから、着替えなんてものは少しでよかった。

もともと作務衣みたいな病衣を、1日1着の割合で借りる予定だった。靴下も履かないわけだし、極論を言えば、下着とタオルと洗面道具に風呂道具、これだけで病院生活は成り立つんだ。

とにかく、記録っていうのは必ず残しておいた方がいい。いつ、どこで、役に立つかわからない。自分自身にも言えるけど、明日、何がおこるかなんて誰にもわからないんだから。

*5年前に入院した時の生活備品

今日のうちに、どんなに時間をかけて細かく計画を立ててもね、計画通りの明日なんて、まずあり得ないから。今回の僕の転落事故が、そのいい例なんだ。注意深さには定評があったはずなのに、結果的に、また手術をするはめになってしまったんだよ…。