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目標はいつも、高いところにおきたい。

自分が子供の頃、SONYという会社は海外でも名が知られ始めていた。父親の仕事の都合で4歳から3年間、デンマークで暮らしたが、その時に家族ぐるみでおつき合いをした中で、SONYの駐在員の方がいらした。1970年代の初頭に海外で働いていたぐらいだ、その後かなり出世したと親から聞いている。

*盛田さんの志の高さがよくわかる

そんなおつき合いもあったからか、母はSONYが大好きだった。ラジオやテレビやラジカセやビデオ、実家に合った音響やAVに関わるものはすべてSONYの製品だった。今でも、その姿勢は変わっていない。自分は他社製品も使って来たが、今自宅にあるラジオやテレビはSONYだ。一度使うと中毒になるのかもね。

*初めからうまくいったわけじゃない

この盛田氏の本を読んだのは、学生から会社員になった頃。早い時期からアメリカで認められた氏だからね、読んでいてさすがだなって思ったよ。中でも、アメリカに出張するようになった頃の話が好きになった。ある日系アメリカ人の助言なんだけど、一生懸命な人間に対しては、誰でも親身になってくれるものだね。

*上手いことを考えるなって思った

当時は懐ぐあいが寂しかった盛田氏、一番安いホテルに泊まり自動販売の食堂を使っていた。それはいけないと言われる。自分のプライド会社の威厳を保つためには、何事もハイレベルにすべきだと。安いホテルの良い部屋に泊まるのではなく、良いホテル一番安い部屋に泊まる方がいいと。良い食事をして、料理の味やサービスの違いがわかるようにならなくてはいけない、とも言われたとか。素直にそうだなって納得できたね。

*まるで木造建ての学校のような感じだ

以前にも話をしたけれど、自分も同じようなことを父から言われていた。自分がどんなに小さい立場に思えても、自分自身を卑下してはいけないってことをね。

社会的な立場がどんなに小さかったとしても、自信をもって頑張っている姿は人の目を引く。逆に、自分なんて大したことないからと卑屈になっていると、声をかけてくれる人もいなくなる。それゆえに、ますます卑屈になってしまい、もっていた夢さえも縮こまっていく。自信をもち、胸を張って歩く方がいい。

*レーガン大統領をはじめ すごい面子

SONYという会社は自信をもっていたよね。社長であり技術者であった井深大氏と副社長の盛田氏。この2人だったからこそ、この会社を世界のSONYへと育てることができたんだ。電化製品の競争が激しかった1980年代、SONYはほとんど値引きしなかった。値引きをしないことが、SONYの自信の表れだったんだ。

だから、SONYの製品を持てることが、ステータスの時代もあったんだ。他社の携帯プレーヤーよりも、SONYのウォークマンを持てることがカッコよくもあった。何と言ってもSONYはデザインも良かった。好みもあるとは思うけれど、当時のデザインは令和の時代になっても通用する。を読んで作られているんだ。

*井深さんあっての盛田さんでもあった

SONYはアップルなどに押され、一時期低迷したが、近年のaiboの再開発などを見ていると、さすがにSONYだと思えてしまう。

そもそも、亡くなったスティーブ・ジョブズはSONYが好きだったし、何よりも盛田氏を慕っていた。アメリカを目指した氏の思いが、アメリカの人間を動かすことになったわけだ。高い目標や志をもった人間は、国境さえも超えて人の心を動かすってこと。

大した人間ではないけれどなんて枕詞をつけるよりも、自分にやりたいことがあるのなら、高い目標をもって進んで行きたい。

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