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介護研修日記1、初めは介護の理論から

実は今週の月曜日から、介護職の短期研修を受講している。

最近、NHKで介護の現実を扱っていた。労力のわりには賃金が安いということで、慢性的な人手不足に陥っているのか、有効求人倍率が15倍以上というのは理解しがたい数字。それだけ、大変な仕事だってことだ。その大変さを理解するには、被介護者の家族であるとか、仕事として携わるぐらいしかないのかな。

*テキストは2冊 平均400頁くらいずつかな

2月にデイサービスを見学した。5年前の手術後にも、同じようなことがあった。その時は肩の完治不足で諦めたが、今は状況が違う。完治を目指すがゆえに長い休業を取ってきた。2月にやはり駄目かなと思ったのは、自分の性格と動き方を客観的に見た上でのこと。来月には、限りなく最後に近いMRI検査もある。

ただ、この3ヶ月の間、いろいろと考えることがあったんだ。毎週1回は通院しているわけで、そのたびに若い理学療法士の世話になっている。入院当時からだから、お二人とは去年の7月からのおつき合いになる。いろいろな話を重ねて来た。そのたびに思うのは、若いのに年配者相手によくやっているということ。

*イボイボ健康ポールで毎日 ゴリゴリ

いくら仕事だと言っても、所詮は他人なんだよね。自分自身について言えば、親子であってもぶつかることはいくらでもある。でも、親だから時間が経てばとも思える。それが、他人を相手にした仕事ともなれば、ぶつかっていることなど出来ない。被介護者だって人間、病気や怪我を抱えるがゆえに我儘になりもする。

それを20代の青年達が、祖父母かあるいは親子ほども歳が離れた人を相手に、口と手を同時に動かしながら一日仕事を続ける。手術後にお2人から病院で受けたリハビリは、1日に2回が基本だったから約90回弱。あるかないかのような昼の休憩を挟みながら、自分以外にもたくさん予定を組んであった。大変だよね。

*この機会に目に優しい LEDスタンドに変えた

だから、もう一度自分を見つめ直そうと考えた。介護の仕事をやれるかはわからないが、まずは介護職の理論を知ることから始めてみようと考えた。学んでいる内に、自分の中で何かが変わるかもしれないと。決めれば早い、エージェントを通して、介護職員初任者研修を短期1ヶ月コースで受講することに決めた。

1年間も休業していればさすがに生活費も不安になる、研修を受けるのはもう少し早い方が良かったかもしれない。でも、いろいろと考えて来た上での結果だ。とにかく頑張ろうと思ったら、同じ研修生の方達も皆ものすごく熱心。自宅でやる課題も多いが、再来週に提出する分まで3日目に終了させている方もいた。

*短期なので 通信学習的な課題もある

初日終了後に自分なりの計画を立てていたが、15名のクラスの一人ひとりが熱心だとお互いに声掛けしながら、自分でどんどん先に進めて行こうって気になる。この6日間、テキストを読んだり書きだしたりの毎日。進めていく内に少しでも進みが遅いと、もっと進めないといけない、そんな気持ちで自分に鞭を打つ。

なかなか学び甲斐がある。肩のこともあるから、仮に介護の仕事が出来なくても、役に立つ内容ばかり。自分の中で何となくで終わらせていた知識が、しっかりと理論づけられていく。日常生活に結びついていく内容でリアルだから、なおさらなのかもしれない。B5サイズの分厚いテキストを、読書している気分の毎日。

*近所の田んぼの田植えも終わった

15名中、男性は4人、60歳を超えた方もいる。資格を利用して何かをやるとか。中国籍の方もいる、会話は片言の日本語だがしっかりと話を聴いておられて、わからないところを周りの人が教えてあげてる。介護を学びながら、すでに共助の心が表れている。自分も聞きたいことや話したいことに、積極的に口を開く。

順調に進んで行けば、6月24日までの予定で研修が進んで行く。来週に控えているMRI検査と主治医の診断。その結果次第で進める方向を決めるけど、生活が追いかけてくるから悠長なことは言ってられない。ただ10年20年先のことを考えると、介護に関連づいた仕事が出来ればと思う。そのためにも学ばなくては。

*研修3日目の帰り 近所の住宅街から夕陽を

毎日流れるニュースの中で、介護や医療やコロナという言葉が聞こえてくると条件反射するようになった。まず一週間目、自分の中に、かなり介護についての刷り込みができた気がしている。フォロワーさんがつぶやく『ADL』の意味も理解できた。何ごとも勉強だと思う。しばらく、介護研修日記を書いてみよう。

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