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介護研修日記5、初任者研修を終えて。

5月24日から始まった、介護職員初任者研修が終わった。短期コースとは言え、本当に早い1ヶ月だった。早いと思えたのはきっと、それだけ充実していたということだろう。確かに充実していたと思う。教室通いは週に3回だったが、平均1日7時間の予定はあっという間に流れ、よくできた研修内容だったと言える。

*修了証明書 なんていい響きだろう!

何よりも講師の方々に熱意を感じた。熱意を持てる方たちだからこそ、講師に抜擢もされるのだろう。小中学校に高校、どんな教育の場であっても、熱意のない先生や講師からは学びたいという意欲が湧いてこない。導く存在の方たちに熱意があってこその学びの場だ。ゆえに、この研修は充実感が溢れたものだった。

近頃は、遊びでも仕事でも熱くなれない人が多い。自分より若い世代が、熱い人が好きになれないなんて言っているのを耳にすると、君は何のために生きていたいの?と聞きたくもなる。夢や目標の大きい小さいなんてどうでもいいこと。夢を実現するために熱くなれない人間は、人の心温まる応援だって得られないよ。

*アルコールが入るとパワーが増す仲間たち

この研修を集中的に受けるにあたって、講義以外に自宅でもテキスト中心の生活に切り替えた。もちろん、息抜きだって必要だから、適度に趣味だってやったがヒトカラは封印した。封印した分だけ深夜や早朝に、自分を鼓舞するつもりでたくさんの音楽を聴いた。音楽の幅もさらに広くなり、当然やる気は高まった。

教室での眠気に負けないように、開始時間よりも2時間ほど前に近くの駐車場に入り、100分の待機時間を作った。半分以上は自由時間にして過ごし、残りは仮眠の時間にした。どの眼鏡も老眼に合わないため、すぐに目が疲れてしまう。夜は遅く朝は早いから、少なかった睡眠時間に対処するための苦肉の策だった。

*この唐揚げは 本当に美味しかった

高校の頃などは、授業中に眠たくなるとシャープペンの芯先で手の平を突き、眠気を払おうとした。それでも眠たくなったけれども、この老眼による目の疲れは、その程度のことでは眠気も飛んでいかない。渋滞に巻き込まれないように、早い時間に自宅を出て待機時間を長くしたわけだ。それでも眠気はやって来た。

だけど、高校の頃などと違うのは、興味をもって学んでいるということ。興味をもって学んでいるからこそ、講師の熱意がその眠気を打ち負かしてくれる。特に上手いタイミングで生徒に質問を投げる講師だと、次は自分の番かもしれないと身構えさせるから眠気どころではない。今回はそういう講師が多かったようだ。

*実技試験もペアを組んだ逞しい仲間

とにかく、学びの場に必要なのは、講師と生徒の学ぶことへの溢れんばかりの熱意だ。講師に熱意があれば生徒たちにもそれが伝わり、始まった時よりも熱意を大きくさせて学びを楽しむようになる。14回目は1日を通して実技試験だったが、試験の合間に相手と練習を繰り返したら、翌日は筋肉痛を起こしたぐらいだ。

実技試験で合格者が出るたびに、お互いに拍手をして喜びあう。筆記試験の前には、みな一心不乱に課題の用紙に目を通す。嗚呼これが学びの場なんだ、こんな気持ちになれるのも励まし合える仲間がいるお蔭なんだ。そう思うとさらに熱意が湧いてくる。合格すればいいのではなく、一番で合格したいと思ったりもする。

*酒の席だからこそ 焼き鳥も美味しい

筆記試験の時、自分の問題用紙のめくり方が早かったらしく、いつもの仲間たちが横でも前でも焦ったとか言っていた。そんな風に思われて逆に光栄だったね。他人に緊張感を与えられるなんてこと、高校の頃には考えられなかった。一番ではなかったけれども、良い点で合格できたと思う。切磋琢磨って素晴らしいね。

修了式を終えた後、まだ陽が高い内に仲間と飲食した。この仲間たちが、本当に良き戦友と呼べる方たちだった。このご時世だから、半年以上も飲み会からは離れていたが、マスクも自然と順番に外すような感じで飲食をし、お互いの頑張りを労った。互いを褒め合った。頑張ったからこそ感じられる美味しい会だった。

*1日明けて見た 地元佐倉の素敵な空

研修中に障がい者施設での仕事も決めた。7月の初めからだが、すでにその先にある未来も考えている。今回の初任者研修を通して、資格を取ることの大切さを実感した。同時に、学ぶことは人生を楽しむことだと実感した。熱意あるところには仲間が集い、熱意あるがゆえに、深く眠りについた夢さえも起こしていける。

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