これ、わかります?
ペダルを踏みこむと、液体が出るようになっているんだ。
ホームセンターの方が制作したのかどうか、そこまで聞いたりはしなかった。入り口ですぐに目にはいってきた。ペダルを踏んで液体を手にのせて思ったことは、良くできてるってことだ。
自分は特にDIY、すなわち Do it Yourself 、趣味的な大工さんをしているわけじゃない。でも、いろいろと工夫して作ることは大好きだ。部屋のデスクも実は、過去の引越作業の時に、お客さんが捨てるのをいただいてきた。
仲間に聞いたら、元の値段はかなり高いっていうもんだから、じゃいただいちゃおうって感じでね。ガッチリしていて出来がいいし、背中側に細工をして長く愛用することにもなっている。
話が飛んだ。まあそんなわけで、ゴミからでも工夫をしようって考え方、工夫に対する好奇心をもちあわせているつもり。
この手作りのプッシュマシン、簡単に作れるようだけど難しい。特に細かい調整ができるわけではなさそう。となれば、この大きさのボトルのためだけに作られたと見ていい。
強く踏まないでくださいって、注意書きがあった。頑丈そうに見えても、適度な力でってこと。ただ一番のポイントは、液体の出る量だ。ワンプッシュで適当な量が必要。
大人の手にも子供の手にも、ちょうどいいぐらいの量って、案外難しい。少なすぎればワンモア、多すぎれば手に余る。
手にのった量は多すぎず少なすぎず、まさに適量だった。子供の手なら多すぎるかもしれないが、子供は手でもむことを楽しむかもしれないから、これでいいと思えた。
プッシュ部分を上部の木が下げる間隔を、良く計算してあるんだ。ホームセンターならではだね。この手のお店には、DIYが好きな人も多いんだろうな。
手作りの醍醐味があった。機械が計算して、3Dプリンターで作られているとは思えない。それも時代の流れではあるけど、手作りの良さってあるよね、やっぱり。