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読書は必ず役に立つ! その2

友人に薦められて、源氏物語を読んでいる。

田辺聖子さんの「新源氏物語」、新潮文庫で上中下の全3巻、合計で1,400ページ。さすがに大作だ。この作品が平安時代に書かれたなんて、紫式部という人のすごさには脱帽してしまう。

*平安時代の甘美な世界を味わえる

でも、急いで読んだりはしない。じっくりと味わいながら、他の本と並行して読み進めている。速読が似合うような内容じゃないよね。平安の悠久な時を感じながら、ゆっくりと進めていく。

高校の頃は国語の授業が嫌いだったから、教科書の掲載文にさえ興味がなかった。古典の授業なんて何がおもしろいのか、まったく理解できなかったね。現実の生活には何の役にも立たないような古くさい文章、読んでも意味がないような気がしたよ。

今だって古典の文章のままなら、読む気が失せたかもしれない。

やはり、田辺聖子さんの訳がうまいからだろうな。惹きこまれていってしまうんだ。読みやすいから、その気になれば一気に読めそうな気もする。だからこそ逆に、味わって読んでみたくもなるんだ。ゆっくりゆっくりと、源氏の足跡をたどっていってる。

ところで、読書するのに最も集中できる場所ってどこだろうか?

源氏物語に限らない、どんな本を読むにしても、自分にはトイレが一番いい。ドアを閉めれば読書のための個室だ。窓はないから、外の音からも遮断される。こんなに集中できる場所はないと思う。文字を追い続ける瞬きの音しか聞こえない、そう言っても差しつかえないだろう。

第一次建設業の時代には、出発前の5時から5時半までが、トイレで読書する時間だった。この毎日30分の繰り返しが、今の集中力を鍛え上げたかもしれない。もちろん、仕事を終えて帰宅してからも読書は欠かさなかった。

*昨年の引越の際にかなりの本を処分した

当時はね、こんなことを真面目に考えていた。

この先死ぬまで何冊読めるかな。60歳を一つの目標として、1年に100冊読んだとしたら、20年あるから2,000冊読める。単純に考えて80歳までなら4,000冊。やれるかもしれない。

とにかく、読みまくることにしたんだね。

「読書は必ず役に立つ! その2」への4件の返信

雅な平安絵巻の世界が織り成す恋の曼陀羅五十四帖
恋する人は黙りがち
罪ある人はよく笑う
「源氏物語」から私はそれを学びましたよ
読書を楽しむ場所は人様々…
ちなみに私はバスルームでゆったり読書するのがお気に入り
お供のガリガリ君も忘れずに(笑)

  

  

いもうとさん こんばんわ。
今日もコメントを頂きまして、ありがとうございます。

バスルームでデザート付きの読書、優雅ですね。
疲れがすっと抜けていきそうですね。

恋する人は黙りがち、罪ある人はよく笑う、素敵な言葉ですね。
勉強になります。しっかりと読み込んでみたいと思います。

きみさん、お疲れさまです。
さやかです。
恥ずかしながら、私は今、月に1冊読みきることを目標にしています。
読書をする習慣がなかったので、私としては結構上出来のつもりです。(笑)
読むペースや読む場所を考えられたり、本棚に綺麗に整列されてるのを拝見して、きみさんの本に対する思いが感じられました。
今、自分の棚を改めて見ましたが、映画や演劇のパンフレットが多いです。
休みの日に読み直してみます。
当時の思いが甦ってくるかもしれないですね。

さやかさん こんばんわ。
今日もコメントを頂きまして、ありがとうございます。

ご謙遜しないで大丈夫ですよ。
今の僕は、月に1冊というよりも、並行して少しずつ読んだり、過去に読んだ本を読み返したりの方が多いです。新聞のコラムを読むことも多いです。
源氏物語は面白いと思います。友人の薦めがあったぐらいですから、非常に読みやすいです。

昨年の引越の際に、かなりの本を処分しました。今は本棚に本も少なくなりました。
絶対に捨てたくないっていう本だけ残してあります。
でも、少しずつ書いたしていますから、気づかないうちに又増えているかもしれませんね。

ご自分のペースで読めばよろしいと思います。
数をこなすのも大切ですけど、自分に合うと思った本を繰り返し読むのもいいと思います。
自分に合うと思えれば、読み返すことで身につくことも多いかもしれませんよ。

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