2度目の入院は、昨年の7月6日、月曜日。
大きなバックと小さめのバックに荷物を分け、タクシーで病院に向かった。独身でアパート住まい、大家さんに挨拶した以外に誰にも会わない。病院までの話し相手は、運転手さんだけ。
先に話をしたけれど、5年前にも同じ病院でお世話になっている。その話はまた別の機会に。ただ、その時の記憶や知識・残してあった記録が、今回の入院でかなり役に立った。
元来、記録をしっかりと残しておくタイプだ。5年前の記録には、入院時の書類から保険の書類、リハビリの内容まで、すべてをファイリングしてある。6月には何度も読みなおした。
ただ、入院してから感じたことは、また荷物が多すぎたってこと。5年前は1月に入院、今回は7月、半年も差があれば季節も変わり、暑くなっていると考えていたわけだ。
でも、病院の中は全館冷房、汗をかくことも特になし。洗濯物と言えば、基本的にパンツとバスタオルと洗面用のタオル、この3つしかないんだ。だから、着替えなんてものは少しでよかった。
もともと作務衣みたいな病衣を、1日1着の割合で借りる予定だった。靴下も履かないわけだし、極論を言えば、下着とタオルと洗面道具に風呂道具、これだけで病院生活は成り立つんだ。
とにかく、記録っていうのは必ず残しておいた方がいい。いつ、どこで、役に立つかわからない。自分自身にも言えるけど、明日、何がおこるかなんて誰にもわからないんだから。
今日のうちに、どんなに時間をかけて細かく計画を立ててもね、計画通りの明日なんて、まずあり得ないから。今回の僕の転落事故が、そのいい例なんだ。注意深さには定評があったはずなのに、結果的に、また手術をするはめになってしまったんだよ…。