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人生経験 入院日記 2020年夏

手術当日、2020年7月8日。

とうとう、手術の日がやって来た。

前日は手術の説明以外は、特に何もすることがなかった。

昼間はツイッターと向き合い、明日手術です、なんてあいさつ代わりにつぶやく。嬉しいことに、励ましのコメントをたくさんいただいた。

この場をお借りして、あらためてお礼を申し上げたい。

本当にありがとうございました。

*手術の時はこんなものも履くのです

手術は9時に始まり、ほぼ3時間で終わる予定だった。前回の時と同じ先生だし、互いの信頼関係はあったと思う。よくわかっていると思うけど、それが先生の口癖だったね。

看護師のうしろについて歩き、手術室に向かう。3階から2階までどう歩いたのか、その時はわからなかったな。経験していたはずの手術なのに、やはり緊張をしていたのかもしれない。

手術をする時には、立会人を求められるんだ。5年前は、両親が高齢で横浜からくることは困難だと考えた。そこで、友人を代理人に立てていた。その友人も前年に引っ越しした後で、今回はお願いできる人がいなかった。

6月に、そのことを先生に相談したんだけれど、必要ないとおっしゃるんだ。前回の経験があるから大丈夫でしょうってことで。要するに、先生には手術への自信があるってことだったんだろうね。まあ、自信がある先生の方が安心感をもてる。

実際のところ、5年前は本当によく話をした。初めての経験だったから、先生には疑問に思うことを徹底的に聞きまくってね。先生は親身になって教えてくださったよ。だから、お互いへの信頼は深いままだったのかもしれない。

4月に、5年ぶりにお会いした時の先生は、「元気でしたか?」。自分は、「あの時の予想通りまた戻ってきました」。こんな感じで、話が始まったくらい。自分の性格や仕事の上から、そうなるだろうなって予期していたんだ。

*手術当日の朝 病室から見えた空

手術室の扉があいた先には、手術にかかわる人たちが両側にズラリ。いよいよ手術が始まる、実感した瞬間だ。手術台に横たわり、麻酔用の注射針が刺しこまれていく。誰かが何かを話していた。瞼が重くなっていく。耳がきこえなくなっていく。

やがて周りが、すっかり見えなくなった…。

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